普者黒旅行記 by Candie さん

※普者黒は雲南省の南東部に位置するエリアで、ベトナムや広西チワン族自治州と接しているエリアです。
中越小旅行記を書いたさにむあめさんと共に出かけたときの旅行記です。
Candieさんは中国人で、のちの中越国境の先も旅しました。

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”普者黒風景区”は雲南省の南東、文山州邱北郡境にあり、距離は昆明からおよそ360KM。ここへの交通は毎日何便かバスが、昼と夜行とそれぞれあり、不便ではありません。昆明から5〜7時間のバスの旅になります。

 普者黒は彝族の少数民族の言語の発音(プジャヘイ)で、その意味は「魚や蝦が沢山いる池」だとか。ここの地質はカルスト大地で、湖の中に小さな小島があり、この小島に住民が住んでおり、その島を往来する船が行き交う、そんな場所です。山水の美が美しく、特に夏の終わりなどは、湖上に浮かぶ草々が花開き、満開になる様は素晴らしいです。この美を演出する湖に浮かぶ緑は蓮で、蓮の花が湖中で開花するので、この季節は一番訪れるのにいい季節です。

 普者黒に訪れた日は宿を地元農民が開いた民宿(農家楽)にしました。一泊で食事込みで何十元もしない安宿でしたが、この土地独特の花を用いた食事を用意していただきました。それは花びらと卵を油で炒めたものや、とりたての蓮の葉を使って細かくきざんで炒めたものだったり、蓮の根をきざんで砂糖につけそのまま食べたり、またはそれを煮たもの、種をとりたてのものをそのまま食べたりと、蓮づくしですが、結構いけるものでした。中華料理にありがちな、匂いの強さもなく、口に不思議な風味が残り、どんどん食べれてなかなか食べ終わろうとは思いませんでした。

 食べるもよし、それだけでなく遊ぶもよし。朝ニワトリの声に目を醒まし、おいしい空気を吸い、ただよう甘い花の空気をかぎ、まだ日の出前に湖のほとりを散歩し、小鳥に「おはよう」と挨拶。一日が始まります。朝食後にちょっと休み、村の漁民と一緒に漁船に乗せてもらい、漁に出かけました。かなり小さい船は、蓮がふさいでない”小道”をぬって進み、沢山の蓮を越えると、突然眼前に景色が開けます。大きな湖に蓮が浮き、湖のふちには小山が囲むその風景はなかなかすばらしいものでした。ちょっと船を漕いでは、ちょっと休み、漁をする、うらやましいのんびりした生活を目のあたりにしました。

 昼食後、湖畔の村で散歩し、地元の人と話を交わし、再び自由に散歩している犬と一緒に日光浴…。私達の生活においてもいろいろ目標を追求する必要もなく、同じように純真な心をもてば、たとえ環境的に恵まれてなくとも最後には美しい花を咲かせる蓮のようにありたいと思えました。

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